18.堕落
     泰衡×望美 / 切ない・18禁


















!注意!


この作品には
大人向けな表現が含まれていますので
苦手な方や18歳未満の方はお戻りください。
18歳以上で問題ない!という方は、どうぞお進み下さい。

































「…っぁ…ぁん…っ」


繋がった秘所から卑猥な音が聞こえると、望美の唇からは甘い吐息が漏れる。


艶めく望美の頬にそっと触れると、泰衡は口の端を上げ笑みを見せた。


「今の神子殿を見たら、九郎は何と言うのだろうな?」


「…っ…ぁ…」


泰衡は何度も奥へと腰を打ちつける。






もう、何度この肌を合わせたのか。






この行為がどんな意味を持つのか、望美にはわからない。

本当は、何の意味も待たないのかもしれない。

泰衡は、望美が九郎の事を好いていると思っているのだから。






だが。

その瞳があまりにも悲しくて。






「ぁ…っあぁぁぁ…っ」


身体を弓なりに反らした望美は、泰衡の首に回した腕に力を込めると大きく震え上がった。


同時に、泰衡も望美の中に熱を放つ。






いっぱいに感じる泰衡の熱。

その温もりが愛おしい。






不意に見つめた泰衡の瞳は、どこか苦しそうで。






望美は、泰衡の身体を抱きしめていた。


まるで、包み込むように。






「何のつもりだ…?」


「わからない…だけど…」


切なげな瞳で見つめる望美の背に、泰衡も腕を回した。






力強く、けれどもどこか優しく。






そして、泰衡は望美の唇にそっと口付けを落とした。

永く、永く。






唇から、身体から…泰衡の温もりが伝わる。

嬉しいはずなのに、切ない。



本当は優しくて暖かい男(ひと)。

そして、とても不器用な男(ひと)。



望美はそんな泰衡に惹かれたのだ。








浄土へなど、いけなくてもいい。

そこに貴方がいるのなら。






だから、

貴方と共に、冥府へと堕ちていきたい               
















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